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2006年09月18日
21:52
眉毛より上フォーマット計画開始④
”そうだろ。一緒に出すよ!うちは何でもすぐに出せるから。”
院長から怪しい甘い言葉が発せられる。

”他に見るかい?”
そう言って、院長は、袋から薬の束を出して机の上に広げた.
ものすごい種類だ!これらは、明らかに風邪に利く薬ではないことは間違いない.

”これが*%$&?という薬.勃起不全に利く薬.これは、これが*%$&?という薬.早漏に利く薬.”

意味のわからない異国の変態系ボキャブラリが連発する.
その中で僕は、『早漏に利く薬?』興味がそそられた.

”早漏に利く薬ってあるんですね.”

自分が早漏だと悟られないようにまるで他人事で世間話をするかのごとく質問をした.

”そう、頭を少し麻痺させる薬だよ。ほとんどの場合が、頭の中で先走ってしまうケースがおおいから。頭をボーと真っ白にするんだよ。”
”なるほど。”

俺は、自分の場合と照らしあわしてかなり納得してしまった.
その表情を見ながら院長は少し笑みを浮かべておまえ早漏なんだと蔑む目で僕を見た.


”飲めばすぐに利くんですか、それ?”

もうバレタからには正々堂々とさらにつっこんで聞いた

”いや、1、2時間前に飲まないといけないよ。少し時間がかかる薬だから。”

この薬は、数時間前に飲まなければならない.どのタイミングで飲めばいいのかとても難しい薬だ。
たとえば、初めてのデートで一発決めてやろう!と思った場合、食後におひやで飲むのか、それとも、シャワーをあびながらシャワーの水で飲むのか、それとも、部屋に連れてくる前にコンビニによってトイレを借りてトイレの手洗い場の水で飲むのか、豪腕ランディジョンソンの直球くらいタイミングを合わすのがむずかしい薬だ.
仮に、タイミングを間違えて早く飲んでしまえば、頭がボーとしてしまい、そういう雰囲気にもっていくための洒落た言葉や洒落たシチュエーション、これぞ!という勝負顔を彼女にプレゼントすることがままならない.
せっかくの薬が早漏を阻止するどころか、付き合い自体を危うくしてしまい兼ねない薬だということでもある.

”出すよ!うちは何でも出すから。使ってみるか?”
”うーん???”

返事につまっている僕にさらに院長が畳み掛ける.

”プロペシアは一つ副作用があるから.勃起不全になるから.この*%$&?を飲めばそれも改善できるから.それに早漏なら、*%$&?も飲めばOKだから.”

プロペシアには勃起不全という副作用があるらしい。それを補うために勃起薬を飲んで、それでは興奮しすぎになりもともと持っている早漏病を悪化させてしまうのでまた薬で補う.
東洋の魔術師と言われた日本女子バレーの時間差攻撃を彷彿させるような連携プレーである.
もし僕がこれらを手に入れたとしよう.でも、そのとき”かなり必死”というレッテルと悲観はぬぐえ切れないに違いない.この世の中に快楽というものがたくさんあり、またここは花の都大東京.電車で10分も移動すれば快楽という名の宝庫があちらこちらにある.
ハゲを治すため衰えた本能を奮い立たせ、またほどよく緊張をほぐし落ち着かせ取り組む重要な作業、そこまで必死に取り組まなければならない作業なのかと思えば結構笑えた!
僕は、31歳、2児のパパ.最近頭が禿げてきて藁にもすがりたくここにやってきたおっさん1年生.

”出すよ。うちは何でも出すよ。いいよこの薬。”

ハゲ・インポ・早漏のしがないおっさんの弱みに付け込んで、西新宿の亡者が繰り返し誘惑する.
しかも、亡者はハゲ・故障・工場閉鎖の灰になりそうなジジーだ.
情にも訴えかけられる!

つづく・・・・
つっこみ
2006年09月19日
14:04
 
希望のサイクルですね!